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受賞作

第3回受賞作発表!!

2011年2月28日に「TBS・講談社 第3回ドラマ原作大賞」受賞作品を発表いたしました。
同日、TBS放送センターにて授賞式を開催いたしました!

第3回受賞者紹介

第3回ドラマ原作大賞
授賞式の様子

授賞式の様子

2011年2月28日、TBS放送センター20F「大会議室」にて「第3回ドラマ原作大賞」の発表及び、授賞式が行われました。
大賞には、大山淳子さんの『猫弁〜死体の身代金〜』が選ばれました。
大山さんには、株式会社講談社 代表取締役副社長 野間省伸、株式会社東京放送ホールディングス衣笠幸雄常務取締役より、表彰状、盾、並びに、副賞として100万円の目録が授与されました。


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第3回受賞者紹介

現住所 東京都
職業 シナリオライター
趣味 散歩
執筆歴 2004年にシナリオの勉強を始め、城戸賞受賞後は複数の映画企画に参加し、プロットや検討台本を執筆。小説は2009年から書き始め、試行錯誤しながら様々なジャンルを試作中です。
応募のきっかけ 第1回の募集のとき、青山のシナリオセンターに在籍しており、説明会に出席しました。
当時はシナリオに専念していたため応募しませんでしたが、映像化されたドラマ2作品見て、とても面白いと感じ、このたび初挑戦。オリジナルの映像化の夢が叶い、とてもうれしいです。
作品に懸ける思い 主人公は常に損を引き受けるお人好しです。あたたかいまなざしと高性能な頭脳であらゆる問題に立ち向かいます。わたしの理想のヒーローです。自分がなりたい姿をそのままキャラクターに投入したので、次々と映像が目に浮かび、書き写すように創作は進みました。
ハラハラドキドキしながら展開を楽しみ、最後はあっと驚くホット・ラスト。残忍さや悪意のない、あたたかい驚きで、読む人に明るい未来を想像していただきたい。そんな願いで書きました。

『猫弁〜死体の身代金〜』あらすじ

本作品は、猫でいっぱいの事務所を構えている天才弁護士・百瀬太郎が、前代未聞の霊柩車ジャックの謎に迫る、ハートフルなコメディタッチ・ミステリです。次々と登場する魅力的なキャラクター、猫弁護士事務所で次々と起こる小さな出来事が、ラストシーンで一気に収束し、素晴らしい読後感を与えます。

『猫弁〜死体の身代金〜』 講評

【講談社 評】
原稿のレベルの高さに、選考委員一同、驚きました。
東大卒の天才弁護士でありながら、お人好しで、ちっぽけな案件に一生懸命取り組んでしまうという、主人公の設定は、ある意味、物語の王道ともいうべき、ど真ん中。そのど真ん中の設定で、どう驚かせてくれるのかが評価の分かれどころだと思いますが、本作においては、心配ご無用。たっぷりと、物語の世界に浸らせてくれます。
人物のキャラクターやその倫理観、行動原理が自然体で、作為を感じさせないために、ラストのオチでは、「こうでなくっちゃ」という、笑いと、じんわり涙を楽しむことができます。
数多く新人賞はありますが、いままた、小説の世界に新しい担い手となる書き手が現れたことをうれしく思います。

【TBS 評】
最初は無関係に思われた登場人物やエピソードが徐々に結びつき、最後は一つに収束して感動的なエンディングを迎える。この構成の妙もさることながら、よく練られた構成の中で登場人物たちが活き活きと動いているのが素晴らしい。とくに主人公の猫弁こと百瀬のキャラクターが良いです。百瀬は次々に理不尽な目に遭うのですが、それに対して怒りもせず、逃げもせず、最終的には克服していくところに、新しいヒーロー像の誕生を感じました。
さらに彼は7歳のときに母親に理由も分らず施設に預けられ、それからずっと天涯孤独の身。弁護士だけど、人の良さが災いして事務所の台所は火の車状態にある。こういったシチュエーションをことさら悲劇として描かず、主人公が前向きに行動する動機にしているところに作者のセンスを感じます。他の登場人物も色々な理由で心に傷を持っていても、懸命に前に向おうとしています。そのため、読み終わるととても温かい気持ちに包まれます。
この作品はエンタテインメントであり、一所懸命に生きる現代人への応援歌であると感じました。

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